今夜観るべきクラシック名作オペラ – 存在するすべての音楽のうち最もロマンティックな恩寵にあふれた《ローエングリン》 バイロイト音楽祭2011がBSプレミアムで生中継
今年がアニヴァーサリーのリストが、この《ローエングリン》の上演にずいぶんと尽力したというのは知られたところ。この時ワーグナーはドレスデン革命に参加したかどで指名手配されていました。初演はヴァイマール。聞いていればあちらこちらに聞き覚えのある旋律が良く出てきます。白鳥の主題はチャイコフスキーのバレエ《白鳥の湖》で耳なじみの音階。ワーグナーが登用したのではなく、チャイコフスキーのバレエの方が後。チャイコフスキーはワーグナーの曲が好きだったようなので許せます。1871年には「おそらくワーグナーの手による最も成功した、かつ最も霊感に満ちた作品」とチャイコフスキーはしています。
第3幕には誰でも知っている「婚礼の合唱=結婚行進曲」がありますし、第1幕の前奏曲はクラシック音楽の中で一番に美しい音楽だとされます。弦楽器のさざ波の中に管楽器でそうされる聖杯のテーマが遠くからやってきて聞くものの周りを回って遠のいていく。1853年にワーグナー自身が書いた解説によれば、この前奏曲は、天使の群れによって運ばれてきた聖杯が、まばゆいばかりの高みから降臨してくる印象である。とし、1851年にリストが発表した論文には「虹色の雲に反射する紺碧の波」と書かれている。チャップリンの独裁者で、地球儀を球技のようにして戯れるシーンの音楽です。

